
115行のCLAUDE.mdで毎リクエスト最大4,200トークン——@pathでは減らせない
CLAUDE.mdの文字数推計を実請求と混同せず、/contextと/usageの同条件比較で常時ロード、path限定rule、skill、hookへの移動を判断する。
「誰におすすめ」に当てはまらなければ、この記事はスキップしてOKです。
2026年9月6日に再検証すると、初版の中心だった『最大4,200トークン』は、公式APIやClaude Codeの実測値ではなかった。元のZenn記事が4,696文字・115行の1ファイルを文字種別係数で計算した結果は2,620〜4,170 tokensで、最重量節が1,350文字・29%だったことも、そのファイル固有の内訳である。
誰におすすめ
CLAUDE.mdやAGENTS.mdを増やした結果、利用枠の減りや指示の抜けが気になっているClaude Code利用者向け。特に、文字数から月額を計算したものの、それがAPI請求なのかサブスク利用枠なのか、prompt cache後の数字なのかを説明できない個人開発者・少人数チームに向く。
何をすべきか
文字数の円換算を止め、同条件の新規sessionを2本用意する。変更前に/contextで実際にロードされたMemory filesとcontext内訳を記録し、同じmodel・同じtaskを完遂して/usageを保存する。変更後も同じ手順を繰り返す。API利用者はSession欄のtokenと推計costを比較できるが、Pro/Max利用者のsession costは請求額ではないため、plan usage barsとtask完遂可否を比較する。
移動先は内容ではなく読み込み時点で決める。作業開始前から必須のbranch・変更禁止・検証規則はroot CLAUDE.mdに残す。特定pathを読んだ後だけ必要な規則はpaths:付き.claude/rules/、特定workflowだけの長い手順はskill、必ず実行すべき機械的な検査はhookへ移す。@path importとpaths無しruleは起動時に入るため、ファイルを分けてもcontext削減にはならない。
公式の200行未満は監査を始める目安であり、費用や品質の合格線ではない。各行は『消すとClaudeが誤るか』で判定し、codeから推測できる説明、標準慣行、詳細API文書、頻繁に変わる情報を先に候補へする。変更後はtokenまたは利用枠だけでなく、branch、変更禁止file、必須test、出力形式がすべて守られたかも確認する。
注意点
Claude Codeはsystem prompt等の反復部分をprompt cacheで最適化する。Sonnet 5の現行価格はbase input $2/MTok、cache hit $0.20/MTokで、9月1日に予定されていた値上げは行われなかった。したがって、推計token数へ全往復数とbase input単価を掛けても実請求にはならない。また、Claude 4.7以降のtokenizerは同じtextで旧世代より約30%多いtokensを生成し得るが、増分は内容とworkloadで変わる。初版の文字数係数を自分のfileや現行modelへ転用せず、/contextと/usageの前後差を使う。


