Android StudioのGeminiが「INVALID_ARGUMENT」で全入力を拒否 ― エラー内の番号が指すのは会話履歴の位置の記事カバー

Gemini

Android StudioのGeminiが「INVALID_ARGUMENT」で全入力を拒否 ― エラー内の番号が指すのは会話履歴の位置

Android StudioGeminiトラブルシューティングIDE開発ツール

TL;DR

Android Studio内蔵のGeminiエージェントが全入力を拒否する不具合が、macOSとWindowsから1日違いで報告された。エラー文中の番号が指すのは会話履歴の位置。IDE側の状態をどこまで消しにいくか、判断材料を整理する。

誰におすすめ

Android Studio(2026.1.x / Quail 3世代)に組み込まれたGeminiエージェントを日常のコーディング補助として使っていて、ある日を境に何を入力しても INVALID_ARGUMENT エラーが返るようになり、サインインし直しやキャッシュのクリアを試してもまだ直っていないAndroid/Kotlin開発者。

何をすべきか

2026年08月23日にmacOS環境、08月24日にWindows環境と、1日違いで独立にStack Overflowへ同種のエラー報告が上がった。どちらも Invalid StreamExperience Request というエラーで、contents[119](macOS)、contents[13](Windows)という数字を含んでいる。Gemini APIの公式リファレンスによれば、contents は「現在の会話の内容」を表すフィールドで、マルチターンのチャットでは会話履歴と最新のリクエストをまとめて含む配列として定義されている。つまりこの数字は今入力した一文の位置ではなく、リクエストのたびに送り直される会話履歴の中の、どこかのターンの位置を指している。だからサインインし直してもキャッシュを消しても直らないケースが出てくる。

ここで判断が分かれるのは、この先どこまで自分のIDE側の状態を消しにいくか、それとも今日は見切りをつけて別の手段に切り替えるかだ。Windows環境の報告では、サインアウト/サインイン・新規チャットの開始・キャッシュの無効化・ローカル設定フォルダの削除という4つの対処をすべて試しても直らなかった。一方macOS環境の報告では、クライアント側の状態を整理する対処によって解消したと報告者自身が答えている。同じ「IDE側の状態を消す」という方向性でも、2件の報告は結果が分かれている。何を・どの順番で消すかによって効果が変わる可能性があり、そこが今日の判断の分かれ目になる。

もう一つの判断材料は公式側の状況だ。Googleの公式Android Studio Known Issuesページ(2026年08月20日UTC更新)には、このエラーに関する記載はまだない。つまりこの記事執筆時点で、修正がいつ提供されるかの見通しは立っていない。今すぐ作業を止められない場合の代替も無関係ではない。クラウドのGeminiから離れて別のモデルに切り替える選択肢は存在するが、その分だけAIエージェントの一部機能を失うトレードオフを伴う。

注意点

この整理は2件(macOS/Windowsそれぞれ1件)の個別報告と、GeminiのAPI公式リファレンス・Android Studioの公式ドキュメントに基づくものであり、Google側からこの不具合そのものについての公式なコメントはまだ確認されていない。「新規チャットを試せば直る」と一般化できるほどの実例数はなく、Windows環境の報告のようにそれでも直らないケースがある。ローカルモデルへの切り替えで回避できたという情報も、報告者本人の体験に基づく1件の観察であり、体系的に確認されたものではない。