DeepSeek、V4 Pro廃止を撤回——守られたのはFlash比で約4倍の単価、旧名V4 Flashは撤回されずの記事カバー

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DeepSeek、V4 Pro廃止を撤回——守られたのはFlash比で約4倍の単価、旧名V4 Flashは撤回されず

DeepSeekAPI料金モデル退役コスト管理マネタイズ

TL;DR

DeepSeekは9/14予定だったV4 Pro廃止を撤回し課金方法を維持。だが同じ仕組みでルーティングされたdeepseek-v4-flash等の旧名は撤回されず、終了時期も未公表。旧名を使い続けるリスクと移行判断を整理する。

「誰におすすめ」に当てはまらなければ、この記事はスキップしてOKです。

誰におすすめ

DeepSeek APIを従量課金で本番またはバッチ処理に組み込んでおり、コードや設定に deepseek-v4-pro や deepseek-v4-flash というモデル名を明示的に書いて運用している個人開発者・少人数チームのエンジニア、およびAPIコストを管理する担当者向け。

何をすべきか

2026年9月10日、DeepSeekはV4.1 Flashをリリースするリリースノートの中で、9月14日に予定していたV4 Pro(deepseek-v4-pro)の廃止を撤回した。DeepSeek自身の発表は「In response to user demand, we have decided to continue providing API services for DeepSeek V4 Pro after September 14, 2026, with the billing method remaining unchanged」としており、ユーザーの要望を理由に、9月14日以降もV4 Proを従来の課金方法のまま提供し続けるとしている。

撤回前の計画では、9月14日 04:00 UTC(北京時間12:00)以降、deepseek-v4-pro 宛のすべてのリクエストをV4.1 Flashへルーティングし、独立報道によれば新しい単価はV4 Proのおよそ4分の1だったとされる。つまり撤回によってV4 Pro利用者が維持したのは、モデル自体だけでなく、V4.1 Flashよりも高いその単価でもある。

同じ「旧名を新モデルへルーティングする」仕組みは、別の2つのモデル名にも適用されているが、こちらは撤回されていない。旧世代のV4 FlashとV4 Flash Vision Expは退役済みで、deepseek-v4-flash と deepseek-v4-flash-vision-exp という名前は現在も「一時的に」V4.1 Flashへルーティングされている。DeepSeekのチェンジログにも独立報道にも、この「一時的」な状態がいつ終わるかの記載はない。

今日決めるべきは、9月14日に向けて予定していたV4 Proからの移行作業を止めて現状維持にするか、撤回を無視して当初計画どおり自分の意思で deepseek-flash へ移るか、そして deepseek-v4-flash という旧名を呼び続けるか deepseek-flash を明示的に指定し直すかである。期日の公表がない「一時的」ルーティングを本番の呼び出し経路に残すことは、いつ来るか分からない変更に予告なしで晒され続けることを意味する。

注意点

  • deepseek-v4-flash / deepseek-v4-flash-vision-exp の「一時的」ルーティングがいつ終わるか、DeepSeekは日付を示していない(確認できているのは2026年9月12日時点の情報)。
  • 単価や提供継続の条件はDeepSeekの発表に基づくもので、今後変更されうる。